顎堤の改善手術、インプラントを行うに不十分な骨量のケースでは、骨移植などの手法により顎骨を再建する処置が行われる。これは専門の口腔外科医によって行われるべきである。sinus liftなどもこれに準ずるものと考えられる。 悪性腫瘍などの摘出手術後の顎骨再建後にインプラントを行う場合は、口腔外科専門医の判断にこれを委ねるべきである。放射線治療後の骨に対する影響や患者さんの全身状態に対する判断は重要である。 全身疾患を有する患者さんのインプラント手術は臨床検査結果や、内科主治医の意見を聞くことにより判断されるが、リスクの程度を的確に判断し、循環系疾患などリスクの高いケースでは諸設備の完備した医療機関、大学病院などで、専門医の協力体制を作り、行うべきである。 |