骨粗鬆症は、骨を作る骨芽細胞と骨を壊す破骨細胞のバランスが崩れると発症する病気です。簡単にいうと、骨の量が著しく減少して骨がスカスカになり、容易に骨折する状態になる病気です。
骨の量は思春期に一気に増加し、性成熟期にはほとんど最大の骨量が保たれていますが、閉経を境に、骨折の危険にさらされるレベルにまで減少していきます。
高齢になってからの骨折は寝たきりにもつながる重要な問題です。
このような状態を防ぐためには、思春期に骨の最大量のレベルを上げておくとともに、閉経後に減る量をできるだけ抑えることが大切です。
骨吸収を促進させる喫煙習慣は、この意味からも重要な危険因子であることを理解してください。 |